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【上演1】   戯曲を読み、書かれた日時と場所に行くことで、上演される「《青》の日常」に立ち会うことができます。

 [期間と会場] 10/23(月)〜11/5(日)/舞鶴市内各所、およびインターネット上 *随時更新される戯曲Twitterをご確認ください。
 
【上演2】   最後の週末となる11月4日、5日には、約束された時間と場所で《青》に会うことができます。

        現地で手渡されるメッセージに従って、ただ静かに《青》と同じ時間を過ごしてください。

 [日時と会場] 11月4日(土)10:00-10:30/カトリック西舞鶴教会  14:00-14:30/舞鶴市立東図書館         16:30-17:00/五老ヶ岳公園

       11月5日(日)11:00-11:30/北吸トンネル      14:00-14:30/アートスペース973及び大森神社  16:30-17:00/五老ヶ岳公園

◎参加方法

・参加無料・事前予約不要。各会場付近にて、黄色の帽子をかぶった案内係を見つけて「《青》に会いに来ました」と、そっと声をかけてください。

・五老ヶ岳公園では、施設入館料がかかる場合があります。

・五老ヶ岳公園では、ポケットラジオなどイヤホン対応のラジオの持参を推奨します。

 スマートフォンをお持ちの方はイヤホンをご持参ください(なくても鑑賞頂けます)。

・会場によっては、入場者数が制限されることがあります。

 

◎鑑賞のルール 参加者は戯曲に書かれた日時と場所に居合わせることで、演劇の上演=14日間《青》がM市に滞在する様子を鑑賞できます。

 ただし、鑑賞に際しては以下のルールを必ず守って鑑賞してください。

 1.青に話しかけたり、触れたりしてはならない。 必ず数メートルないし数十メートル以上の距離を保って鑑賞すること。

 2.周囲の人たち(通行人やお店のお客様など一般の方)に、 演劇の鑑賞中であることをさとられないようにすること。

   たとえ訊かれても、答えてはならない。

石神 夏希

劇作家

1999年より劇団・ペピン結構設計を中心に劇作家として活動。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。近年は横浜を拠点に国内各地の地域や海外に滞在し、都市やコミュニティを素材にサイトスペシフィックな演劇やアートプロジェクトを手がける。また住宅やまちに関するリサーチ・企画、NPO法人『場所と物語』理事長、遊休不動産を活用したクリエイティブ拠点『The CAVE』の立ち上げおよびプログラムディレクションなど、空間や都市に関するさまざまなプロジェクトに携わる。

 

吉田 雄一郎

城崎国際アートセンタープログラム・ディレクター

1979年、兵庫県生まれ。兵庫県豊岡市在住。トーキョーワンダーサイト、フェスティバル/トーキョーなどにて、コーディネーターとして勤務したのち、2015年から兵庫県豊岡市の舞台芸術専門のアーティスト・イン・レジデンス施設・城崎国際アートセンターのプログラム・ディレクターとして、レジデント・アーティストの選定や主催公演などの年間プログラムの企画立案に携わっている。北近畿・山陰地域の緩やかなアートネットワークを構想中。演劇カンパニー・マレビトの会のプロジェクト・メンバー。

 

出演:酒井幸菜 写真:鈴木竜一朗 制作:里見有祐
リサーチ協力:イシワタマリ、大黒幸美、大黒燈信、谷 竜一、豊平 豪、橋本麻希 ほか

メッセージの送信が完了しました。

青に会う 2017.10-11

《青》という架空の登場人物が、架空の街・M市に滞在する2017年10月23日から11月5日までの14日間を、ひとつの演劇として上演する。第一日目に開演し第十四日目に終演するまで、原則として上演は止まらない。

 

《青》は滞在中、M市の風景やそこに暮らす人々を訪ねる。 それは、見知らぬ人々の中に誰かの面影を探す巡礼である。

 

《青》と一緒に、写真家が逗留している。 彼はまた別の目的でM市に滞在しているが、《青》と行動をともにしている。

 

M市の人々は、まちに滞在する《青》を経験する。 それは時間と場所を決めて彼女と一緒に珈琲を飲むことかもしれないし、ある時間にラジオから流れる彼女のリクエスト曲に耳を澄ませることかも、ある朝の新聞の上に彼女の言葉を見つけることかもしれない。毎日決まった場所で彼女を見かけることかもしれないし、ある日、彼女からの手紙を受け取ることかもしれない。

 

《青》は肉体をもった存在だが、色でもあるし、音でもある。 彼女に会ったり耳を澄ませたり偶然見かけたりする人間が、それを《青》だと認識しなければ、現れない存在だ。偶像、アイドル。鑑賞者は、日記や写真、ラジオ、新聞といった複数のメディアの上に現れた彼女を通じて、M市を経験する。

 

最初の週末、彼女は行方不明になる。最後の週末、戻ってきた彼女と約束をして会うことができる。

 

[この作品について]

 

劇作家・石神夏希をはじめとする複数のリサーチャーが、実際に舞鶴のまちを訪れた印象や滞在した経験に基づいて、石神によって書き下ろされた戯曲に沿って上演される、まちを舞台にした演劇作品です。

 

《青》と名付けられた架空の登場人物が、2017年10月23日~11月5日の期間、実際に舞鶴市内に滞在し、まちの人びとと関わりながら生活を行います。観客は戯曲を読み、特定の日時と場所に居合わせることで、《青》の上演する14日間の滞在を目撃することができます。また、その日常(=上演)はTwitterブログFMラジオ放送、新聞など、さまざまなメディアを通じて記録・発信されます。

また作品が生まれた背景やプロセスは、プロジェクトメンバーおよびゲストリサーチャーによるリサーチ記録として公開されています。

[作品の体験方法]

◎鑑賞する

戯曲を読み、そこに書かれた日時と場所に行くことで、上演に立ち会うことができます。

◎上演記録を見る

戯曲に沿って当日どんな演劇が行われたのか、上演記録からうかがい知ることができます。

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